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2013年7月31日水曜日

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第165号)

「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)
累積加重処分取消裁判
~第三波最高裁判決(2013/9)にあたって~
日本の最高裁、違憲判断は極めて少ない


 教科書採択への介入を強化する都教委や猪瀬都知事は、これまでの「日の丸・君が代」裁判の憲法判断を根拠に「強制はない」と主張する。今回も弁論無き小法廷判決だから「10・23通達」・職務命令の合憲合法が維持される可能性が高い。第一波(2011)、第二波(2012)最高裁判決で違憲の反対意見を出したのはわずかに2人(宮川・田原裁判官)だった。
 「最高裁はなぜそれほど保守的なのか・・1947年に発足して以来、日本の最高裁判所が違憲無効とした法令はわずか8件に過ぎない。ちなみに、その数年後に設置されたドイツの連邦憲法裁判所は、600件以上の法律を違憲無効としている。」(デイヴィッド・S・ロー『日本の最高裁を解剖する アメリカの研究者からみた日本の司法』)
 その一つの原因に司法官僚制と人事制度があるという。最高裁裁判官の定年は70歳、現在の竹崎博允長官(1944/7/8生・69歳)は2008年11月25日に任命された。
 「来るべき選挙で敗北が予想される政権が、そりが合う裁判官を任命することで影響力を残そうとするのはおなじみの戦略である。・・日本では、絶大な権限が最高裁長官の手に握られている。・・総選挙で大敗北が予想された自民党政権は、異例の若さで竹崎博允を最高裁長官にした。・・竹崎は任命時点で最高裁判事ではなく、定年までほぼ6年を残していた。」(同上)
 第三波判決(2013/9)もまた、こうして復活した自民党政権の下で、自民党政権によって任命された最高裁長官の指揮によって下される。

最高裁第1小法廷・裁判官

 私の事案を判決する第1小法廷の裁判官は、櫻井龍子・金築誠志・横田尤孝・白木勇・山浦善樹である。前3者は第一・二波判決で補足意見を書いている。山浦裁判官は退任した宮川裁判官(反対意見提示)の後任である。
 「補足意見はその内容によっては法廷意見の趣旨をより明確にすることもあり得るし、法廷意見で言及していない論点にふれ、その後の下級審判決や学会において議論が深められることを期待できる場合も少なくないのである。」(滝井繁男『最高裁判所は変わったか 一裁判官の自己検証』)
 今回、反対意見(少数意見)、意見(結論は同じだが理由を異にする)、補足意見(法廷意見に賛成の上で付け加える)等が出され、その内容で期待できるとすれば、次の2点であろう。

①    「10・23通達」・八王子市通達・職務命令が行政の不当介入、教育統制の可能性があることをどこまで指摘するか。
②    卒業式等の儀式が「児童生徒を直接指導する場面である」ことを正確に把握するか。

判決や個別意見が、今後の運動や裁判の踏み台となることを望む。

最高裁判決 9月5日(木)
  近藤順一 07~10年処分取消訴訟・最高裁判決
   14:30 傍聴整理券交付開始(最高裁南門)
   14:50 整理券交付〆切(その後、抽選)
         15時30分判決(第1小法廷)
最高裁への行き方:地下鉄(半蔵門線・有楽町線・南北線)
永田町駅・4番出口 徒歩5分

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「最高裁に公正な審理・判決を要請する」署名継続、よろしくお願いします。

今後の予定 報道

*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 8/2(金)10:00第527号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 8/19(月)13:30第527号
*「授業してたのに処分」事件地裁弁論 9/5(木)10:30 第530号
*東京小中「君が代」裁判 最高裁判決 9/5(木)14:00 第1小法廷
*累積加重処分取消裁判 最高裁判決 9/5(木)15:30 第1小法廷
*東京「君が代」裁判二次訴訟・最高裁判決 9/6(金)14:00第2小法廷
*08年処分取消請求・非常勤教員合格取消撤回訴訟・最高裁判決 9/6(金)15:30 第2小法廷
*都障労組04年処分取消請求訴訟・最高裁判決 9/10(火)14:00 第3小法廷



お知らせ

コンサート 自由な風の歌
  8/4(日)13:30会場 14:00開演
  四谷区民ホール(丸ノ内線「新宿御苑前」)

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