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2013年7月19日金曜日

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第163号)

「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)累積加重処分取消裁判
~第三波最高裁判決(2013/9)にあたって~
憲法判断、不当判決を許すな!!

*教育の自由(憲法13/23/26条)侵害、行政による不当な介入を判決せよ
*思想良心の自由(19条)に公正な判決を請求する
*「10・23通達」・八王子市通達・職務命令は違憲違法

裁量権判断、分離・分断判決反対!!
*戒告処分の分離是認反対
*「過去の処分歴等」「不起立前後の態度」の不当適用による減給・停職分断是認を許さない
*全処分取消を請求する


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第三波最高裁判決の情況と判決予定


9月5日(木) 東京小中「君が代」裁判・最高裁判決
        14時判決(第1小法廷)
9月5日(木) 近藤順一 07~10年処分取消訴訟・最高裁判決
        15時30分判決(第1小法廷)

9月6日(金) 東京「君が代」裁判二次訴訟・最高裁判決
        14時判決(第2小法廷)
9月6日(金) 米山さん08年処分取消請求・非常勤教員合格取消撤回訴訟
        15時30分判決(第2小法廷)

9月10日(火)都障労組04年処分取消請求訴訟・最高裁判決
         14時 判決(第3小法廷)
7月12日   河原井さん 国家賠償・勝訴確定(第2小法廷)
(資料提供:被処分者の会)

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憲法判断について弁論無き小法廷判決、裁量権判断について双方の申立不受理などから、これまでの最高裁判決を踏襲する次のような判決が予想される。

① 国旗・国歌に対する一律起立・斉唱(「慣例上の儀礼的所作」「敬意の表明の要素を含む行為」)を命じる「10・23通達」・職務命令は合憲合法
② 戒告処分は都教委の裁量権の範囲内として是認
③ 「儀式の規律・秩序を乱さない」不起立・不斉唱・不伴奏による減給・停職処分は裁量権逸脱濫用により取り消し、一部の国家賠償を認める。
④ 「過去の処分歴等」「不起立前後の態度」により減給・停職処分を是認

このような判決こそが東京・大阪での教科書採択問題に見られるように行政の不当な教育介入の口実となっている。また、③にもかかわらず「日の丸・君が代」加重処分、「再発防止研修」の強化を許している。さらに、改憲、「壊憲」による「公益及び公の秩序」に通底、連動するのではないか。儀式での不起立・不斉唱は「公益及び公の秩序」に反するのか。「日本国民には国旗・国歌の尊重義務」があるのか。
これを最高裁がどう考慮、判断するのかを問いたい。引き続き大法廷への回付、全処分の取消を求めて行かなければならない。

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裁判所法

第十条 (大法廷及び小法廷の審判)
 事件を大法廷又は小法廷のいずれで取り扱うかについては、最高裁判所の定めるところによる。但し、左の場合においては、小法廷では裁判をすることができない。
一  当事者の主張に基いて、法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを判断するとき。(意見が前に大法廷でした、その法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するとの裁判と同じであるときを除く。)
二  前号の場合を除いて、法律、命令、規則又は処分が憲法に適合しないと認めるとき。
三  憲法その他の法令の解釈適用について、意見が前に最高裁判所のした裁判に反するとき。

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「最高裁に公正な審理・判決を要請する」署名継続、よろしくお願いします。

今後の予定 報道

*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 8/2(金)10:00第527号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 8/19(月)13:30第527号
*「授業してたのに処分」事件地裁弁論 9/5(木)10:30 第530号
*東京小中「君が代」裁判 最高裁判決 9/5(木)14:00 第1小法廷
*累積加重処分取消裁判 最高裁判決 9/5(木)15:30 第1小法廷
*東京「君が代」裁判二次訴訟・最高裁判決 9/6(金)14:00第2小法廷
*08年処分取消請求・非常勤教員合格取消撤回訴訟・最高裁判決 9/6(金)15:30 第2小法廷
*都障労組04年処分取消請求訴訟・最高裁判決 9/10(火)14:00 第3小法廷




お知らせ

コンサート 自由な風の歌
  8/4(日)13:30会場 14:00開演
  四谷区民ホール(丸ノ内線「新宿御苑前」)




余談

○○○○○○蒼国来、がんばれ!!○○○○○○
 3月、解雇撤回裁判で勝訴した。「証拠不十分により解雇無効」の地裁判決(古久保裁判長)に対して日本相撲協会が控訴せず確定したもの。3ヶ月余の調整期間をおいて2年ぶりに名古屋場所に復帰、現在4勝6敗(7/16・10日目まで)と健闘している。八百長問題が発覚する以前から注目していた。日本語ボランティア関連刊行物に次のように書いたこともある。
「日々の学習がおもしろくなくては続きません。新聞記事や慣用句の問題を取り上げ、日本と学習者の母国との文化比較などに話が及びます。・・幕内力士、蒼国来(中国内モンゴル出身)をいっしょに応援しています。」
〔八王子にほんごの会 NEWS NO170 2010年11月14日 広報部〕

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