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2011年10月7日金曜日

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第62号)

地裁判決へ向けて争点と運動の結節点!!
判決日は延期!!
 延期を好機に!!

 <11/17予定の判決は延期する。期日は追って指定する。>との連絡が入った。この間、東京地裁民事第19部は、結審や判決をしばしば延期してきた。東京「君が代」裁判二次訴訟の判決延期、土肥裁判の結審延期、累積加重処分取消裁判の結審延期、そして今回である。今回の延期の理由は明言されていない。他の訴訟、特に最高裁の動向と関係があるのかもしれない。ともかく、11/17までには判決を確定できないと言うことだろう。
 最高裁第一小法廷は11/28に弁論を開始し、3・25高裁判決の停職処分是認を見直す動きを見せている。戒告・減給については、第一波最高裁判決(5/30~7/19)で裁量権の逸脱、濫用を認めず処分を是認した。私の訴訟は、教育の自由などの憲法判断を求め、戒告・減給(2度)・停職全ての懲戒処分取消を請求している。4度の不起立・不斉唱は、その動機、態様、教育効果とも一貫したものであり、累積加重処分は都教委の恣意的な裁量であった。そもそも、卒業式は教育課程(特別活動の儀式的行事)の実施という校務遂行である。10・23通達、職務命令によって「敬意の表明」が強制されるとき、生徒に自由を示す以外に何ができるでしょうか。その形態は多様であるとしても、自由を示す教育実践を前提としない限り、“正しい教育”も、“生徒が主人公の卒業式”も、“日頃の教科指導・生活指導の集大成としての最後の授業”も成り立たないであろう。都教委の裁量権逸脱、濫用は明らかである。
 判決日が延期されたと言うことは、署名活動や宣伝活動などの期間が保障されたと考える。裁判は裁判所の中だけで闘われるものではない。少なくとも、東京の処分取消の取組は大阪の処分条例を撃つ。皆さまと共に進んでいきたい。

署名(204筆)を提出、ご協力に感謝します

 本日(10/6)、皆さまにご協力を頂いた<公正な審理、判決を求める>署名(第1次分)を裁判所に届けました。九州から、兵庫から、山口から、・・・郵送してくださった方、職場やご家族で取り組んでいただいた方、ありがとうございました。
 多くの市民が注目していることだけは、裁判官に伝わったと思います。引き続き進めます。よろしくお願いします。

地裁民事19部に、公正な審理、判決を求める賛同署名
~10月末、第2次しめきり、よろしくお願いします~
(判決日の延期により、署名用紙中の文言を一部変更しました。署名していただいた方は送ってください。また署名用紙を請求してください)

今後の予定 報道
*東京小中「君が代」裁判 高裁口頭弁論 10/11 16:00 424号  
*東京「君が代」裁判三次訴訟 地裁口頭弁論 10/14 15:00 527号
*河原井・根津停職処分取消訴訟 最高裁第一小法廷 弁論 11/28 10:30
 累積加重処分取消訴訟 地裁判決延期 期日未定 

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