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2012年7月30日月曜日

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第109号)

高裁への要請署名を開始しました。
7/28現在、署名525筆です。ありがとうございます。
第1次集約は7月末です。できるだけ集約します。よろしく。



「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)
累積加重処分取消裁判 

高裁第1回口頭弁論 10/9(火)10:30~ 第825号
都側「控訴理由書」に反駁する狭い会場・参加者の視線
多様性・相違性・個性の可能性に賭ける

 私(近藤)の控訴審では、双方が控訴した。都側は3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)の“取消を取り消す”ために「過去の処分歴等」を主張する。都側の苦しい言い分の一つを紹介する。
都側は、「式典会場の狭さ」をとりあげた。(第一審原告=近藤)

東京都「控訴理由書」より
 音楽室は、一般に卒業式等の式典が行われている体育館等の広い会場とは異なり、横幅8メートル、長さ12,4メートルしかない狭い会場であり、・・狭い空間の範囲内において、教職員、卒業生、在校生、保護者、来賓らが集合した状態で、卒業式が行なわれたものである(甲36)。
このような狭い会場において、しかも国歌斉唱という静粛な中での式次第が進行する中で上記のような状況が発生したのであるから、式典参加者の殆どが上記の状況を認識し、第一審原告に視線を注ぐものが相次いだことは明らかである。

 「控訴理由書」には、この引用部分に続いて紊乱・害悪などの決めつけが書かれている。(ニュース第104号)。東京都は、「厳粛な雰囲気が喪失」されたという。いわゆる秩序の維持・円滑な進行を妨げたという処分是認の理由に直結させている。
 私は原告本人尋問でも表明したように、一律起立・斉唱の強制下では異なる考え異なる行動を示す不起立・不斉唱が必要で、生徒に見えていたことを確認している。そのことをミタ生徒が自らの個性で受けとめ、社会的な見方、批判力、ひいては思想良心を形成していくかもしれない。それに賭けてみようと思っただけである。
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今後の予定 報道

*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 10/15 15時 第527号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁判決10/31 14:00 101号 

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