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2012年7月14日土曜日

累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第103号)

~「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)~
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 
10/9(火)10:30~ 第825号
都側「控訴理由書」に反駁する
“3つの処分取消を取り消すための謀略”

1,「服務事故再発防止研修」の効果無し
2,不起立・不斉唱の害悪・式典の紊乱
3,事情聴取における回答拒否対応
4,1年間の間隔をおいた職務命令違反

4/19地裁判決で取り消された3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)に対して、都側は逆転をはかって控訴した。そこで述べられている「過去の処 分歴等」は上記4点である。その全ては私の正当性を証明するものとなっている。順次取りあげていきたい。今回は1,について反駁する。

都側:「当該研修の目的が達せられなかった」
それは、思想転向強要を認めなかっただけのこと。
都側「控訴理由書」のテクスト(被控訴人・第一審原告=近藤)




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強制・処分・研修への批判を逆手にとるもの

私は、この「服務事故再発防止研修」には都教委の強制・処分の意図がはっきり表れていると考える。(この点は西原博史氏も指摘している。)本来、このような違憲違法な「研修」は拒否すべきだが、生徒に対する直接の教育活動の場面ではないので暴露のために参加した。上記テクストの2回においても、「日の丸・君が代」に対する都教委見解の説明すらなされずに、一方的な強制・処分の押しつけであった。当時書いた「受講報告書」の内容は現在でも確信を持っている。

学校現場の強制・研修と裁判

現在東京でも大阪でも懲戒処分は戒告にとどめ、「再発防止研修」なるものを強化している。複数回のセンター「研修」、都教委の訪問「研修」、校長による校内「研修」等、事実上、継続的な「研修」が強制され「反省」と「職務命令受忍」が迫られている。それでも「研修の効果無し」の時は「不適格教員」として分限処分の可能性があるだろう。現在も続く学校現場への強制と、裁判における戒告是認及び「過去の処分歴等」による加重処分是認(分離分断処分是認)は一体である。

高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。

今後の予定 報道

*東京小中「君が代」裁判 高裁口頭弁論 7/17 15時 第825号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁口頭弁論 7/20 14:00 第101号
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 7/23 16時 第527号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号

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