「日の丸・君が代」処分(戒告から停職まで)
累積加重処分取消裁判
高裁第1回口頭弁論 10/9(火)10:30~ 第825号
都側「控訴理由書」に反駁する 「確信的に拒否」
原則的・抑制的・初歩的な教育活動=「校務」
私(近藤)の控訴審では、双方が控訴した。都側は3つの処分(減給1月・減給6月・停職1月)の“取消を取り消す”ために「過去の処分歴等」を主張する。都側の苦しい言い分の一つを紹介する。
都側は、私の不起立・不斉唱時の「反論」をとりあげた。
東京都「控訴理由書」より
渡辺副校長から、2回にわたり、「近藤教諭、起立して斉唱してください。」と声をかけられ、起立して斉唱するよう促されたが、これに対して「これは、自分の校務です。」などと反論し、従わなかった(乙3、4、甲38)。
渡辺一彦副校長から、「近藤先生、立ってください。」と声をかけられ、起立して斉唱するよう促されたが、「校務ですから。」と反論し、従わなかった。(乙8、9、11、甲38)。
第一審原告は、上記の記録から明らかなとおり、いわば確信的に職務命令に従うことを拒否し、これに違反する行為を繰り返していたもの
副校長の強制・現認に対して、私は一言「校務」と応えた。
原則的:生徒に正対し、はっきりと不起立・不斉唱を示す。
抑制的:卒業式の進行を妨害する発声や表示の必要はない。
初歩的:教育活動の一環としての一貫した不起立・不斉唱行為。
大谷最高裁裁判官は、不起立・不斉唱を「示威的な拒否行動」と言った。都側の言う「確信的に拒否」が示威的とか挑戦的とかを印象づけようとするなら、それは見当違いである。
生徒には、「日の丸」も「君が代」も、起立している人、不起立している人、歌っている人、歌っていない人、全てを見て聴いてほしい。会場の全ての人、そして自分の存在を考えてほしい。式典は、待ったなしのドキュメント教育の場面、子どもと教職員の直接の人格的接触の場面である。不起立・不斉唱は式場に必要不可欠であった。
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高裁への要請署名を開始しました。第1次集約の締め切りは7月末です。今回は高裁への要請です。前回ご協力いただいた方も再度お願いします。
今後の予定 報道
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 7/23 16時 第527号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁口頭弁論 8/1 10時 511号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁口頭弁論 8/7 15:30 第822号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 9/11 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 9/28 15:00 第527号
累積加重処分取消裁判 高裁第1回口頭弁論 10/9 10:30 825号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号
*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁判決10/31 14:00 101号
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